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【男性のスキンケア】夫のひどい肌荒れ(肌疾患)を完治させた4つの方法

夫のひどい肌荒れを完治させた方法-アイキャッチ
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同居を開始した頃の夫は、ものすごく肌が荒れていました。
いや、荒れているのを通り越して、疾患というレベルでした。

そんな夫の肌も、対策を始めて半年後には、全く何の問題もないぐらいに治りました。
さまざまな検討をして改善した結果なので、今回はそれを振り返ってみます。

 

改善前の状態

症状

当時の夫の症状を列挙してみると・・・

1.痒みが酷い
常にからだのどこかを掻きむしっている状態。手が届く範囲は無意識に掻いてしまう。

2.掻きむしることで粉がふく
掻きむしることで角質が剥がれ、肌表面が白くなりカサカサ。いわゆる粉吹き状態です

3.掻きすぎて血が出る
2の粉ふきを通り越し、血が出ている箇所もありました。
特に背中と頭がひどかった。背中は、服の首元から手を突っ込み掻いてしまうほど。

4.指関節があかぎれのように割れる
特に冬がひどかったですが、それ以外の季節でもしばしば。おそらく季節の変わり目に敏感になるようです。

見ていていちばん気の毒だったのは、かゆみ。

無意識の内にあちこちかいてしまうほど強烈なかゆみで、私が声を掛けて初めて気づくといった有様。

同居以前から皮膚科へ通院はしており、保湿剤のほか、ステロイド剤2種の処方を受けていました。特に状態が酷い背中には、強い方のステロイドを使用していましたが、なかなか改善されませんでした。

また、弱い方のステロイドでは効き目がなく、強い方を塗る頻度が高かったです。
数年間は継続使用しているようだったので、ステロイドの副作用を考えると、できればやめることが望ましいなと感じていました。

 

私からみた肌状態の分析

私自身もアトピー持ちの敏感肌でしたので、自分なりに勉強し、スキンケアも色々試してきました。そこで、夫の肌の状態から以下のような考察をしました。

1.過乾燥である可能性
かゆいものの薬を塗らずに我慢できる程度の腕や足の状態をみると、ステロイドを使うようなアトピーだとは考えにくい。
アトピーの場合、間接の内側(ひじやひざの内側)がかゆくなることが多い@実体験から。

もしかして単なる過乾燥なのではないか。
仮にそうであるとすれば、ステロイド剤は不要であるばかりか、逆効果になっている可能性がある。

2.シャンプーの成分が原因である可能性
特に状態が酷いのは、頭皮と背中。もしかすると、シャンプーが関係あるのではないか。

頭皮と背中が特にかゆみがひどいことを思うと、洗髪時の洗い流しが不足しているか、シャンプーの成分が頭皮と背中に刺激を与えている、もしくは脱脂しすぎている可能性がある。
一度他のものを試したほうがいいのかもしれない。

3.保湿が不足している可能性
化粧水を使用しているが、私がその化粧水を試してみたところ、テクスチャはとろりとしていても保湿効果そのものはあまりなかった。
単純に、保湿が不足しているのではないか。

こんな感じ。

全てを関連付けて考え、乾燥が一番の原因で、それによってかゆみが発生していると考えました。

 

改善したこと4つ

前述した夫の肌状態、私の仮説、そして現在使用しているアイテムを踏まえ、私が提案したのは次の4点でした。

 

1.シャンプーを変える

同居前から夫が使用していたものは、某有名ブランドの石けんシャンプーでした。無添加を謳ったもので、どこのドラッグストアでも見かけるもの。

私も試しに使ってみましたが、脱脂力が半端なかったです。頭皮が恐ろしくカサカサになりました。こりゃいかん。

洗浄成分・脱脂力が強すぎると、落とさなくてもいい皮脂まで落としてしまい、それが乾燥を招き、その乾燥がかゆみを引き起こします。

また、洗髪時にその泡を含んだお湯が背中を流れることになるため、しっかり洗い流さないと、その成分が背中に残ってしまいます。

上記2つの理由から、できるだけ洗浄成分が穏やかなものを使用することを提案。

私が使用しているシャンプーが、アミノ酸系洗浄成分で刺激の少ないものなので、ひとまずそれを一緒に使うことにしました。

そのシャンプーは「アロマキフィ」というものでした。
現在はリニューアルされ、同じものは販売されていませんので、掲載は割愛します。

 

2.石鹸を変える

夫が使っていたのはこれまた無添加のオリーブ石鹸。
試しに自分で使ってみたところ、やはり、洗浄力が強すぎると感じました。

これで体と顔を洗っているため、この石けんが乾燥の原因だと感じ、これまた私が使用していた石鹸を一緒に使ってみる事にしました。

パームとパームの核油だけを原料に、中和法で作った純粋な石鹸分だけが材料という、無駄な成分無しのシンプルな石鹸です。私は20代半ばごろからずっと、洗顔も体を洗うのもコレ一筋。

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3.スキンケアを変える

夫も自分なりに何とかしたいと考え、化粧水を使用していました。ですが、化粧水だけ。それがダメだったわけですね。

よく言われることですが、化粧水だけつけても、さらなる乾燥を招くだけなのです。化粧水と乳液はセットで使うのが定石!

そんなこと知らない夫は、一生懸命、保湿効果の高そうな化粧水を使っていたのです。そうだよね、30代半ばの男が、スキンケアのそんな知識ないよね。仕方ない(´;ω;`)

そこでスキンケアを見直し。

乾燥からくる敏感肌になっている可能性もあるため、成分がシンプルで低刺激な物にしようと考え、よさそうな数種類を夫に提案してみました。

提案した中からパケや価格を踏まえて夫が選んだのは、これ。

マークスアンドウェブで有名な、松山油脂さんのもの。
※当時はもっとシンプルなパケだったと思うのですが、変更したのかな。処方も変更されているので、当時よりパワーアップしているのかも。

そして今までのケアにプラスして、乳液も提案。
これは低刺激かつセラミドを含むものにしました。

 

4.ボディミルクを変える

同居前に夫の実母が心配してボディクリームを準備してくれていたようで、私と一緒に暮らしだしてからも継続して同じものを使用していました。それがこれ。

▼ママバターのボディーローション
(これもすでに同じパケのものはないです。)

ママバターのボディーローション
やはりこれも、私が試してみました。

ママバターだし刺激はほぼないと思いますが、ちょっとこってりすぎるし、伸びもあまりよくありませんでした。
感覚としては、油分ケアにはなっているけれど、潤い(水分)は不足している。

ということで色々調べ吟味して、私が提案したのはこのボディミルク。

▼ヴァセリン モイスチャーロッキングローション
(またしても同商品はすでに廃盤)

ヴァセリン モイスチャーロッキングローション
ワセリンが主成分なので刺激は少ないはずだし、ミルク状なので伸びもよく、クリームより水分を含んでいて瑞々しい。ひとまずこれを使ってみる事にしました。

 

▼現行品はおそらくこれ



半年後には綺麗な肌に

上記のようなケアに変えて様子を見ていると、みるみるうちに治っていきました!これには私もびっくりです。

 

体全体の変化

しばらくの間はお風呂上りにヴァセリンミルクを塗っていたのですが、いつの間にかそれを使わないようになっていました。

不思議に思い聞いてみると、もう塗らなくても乾燥したりかゆくなったりしないというではないですか!なんですかこの変わり様は!!

 

頭皮の変化

当初、外泊時や温泉施設に行くときには、家で使用しているものを小分けして持って行ったのですが、それすらしなくても大丈夫になりました。

1回や2回程度であれば、施設に備え付けのものを使用しても、痒くならないのだとか。ものすごい進歩です。

現在はミノンのシャンプーを使用していますが、問題ないようです。

 

顔の変化

始めのうちは同じ商品をリピートしていましたが、最近になってさらに安価でシンプルな無印の物に変更。化粧水も乳液も、敏感肌用のしっとりタイプを使用していますが、問題なさそうです。

▷ 化粧水・敏感肌用・しっとりタイプ 200ml | 無印良品ネットストア

▷ 乳液・敏感肌用・しっとりタイプ 200ml | 無印良品ネットストア

 

気を付けたのは、たった2つ

夫の肌質改善について、気を付けたのは2つ。

 

洗浄アイテム|刺激を避けて皮脂を落とし過ぎないこと

シャンプーや洗顔料など洗浄するアイテムは、刺激が弱いもの、洗浄力が穏やかなものであることを重視しました。

世間ではシャンプーのシリコン有無であれこれ言われていますが、肌の改善という観点で言えば、シリコンどうこうよりも洗浄成分が重要ではないかと思っています。

私の肌も成分による刺激に弱いため、シャンプー次第で頭皮が乾燥してかゆくなることもありました。しかし、シャンプーを硫酸系のものからアミノ酸系に変えたことで改善できました。
なので、夫にもアミノ酸系を提案したのです。

 

スキンケア|成分はシンプルで保湿効果があるものを選ぶこと

先に夫が使っていた化粧水は、とろみはあるのですが、いまいち潤いを維持できていなかった気がします。

保湿成分としてよく挙がるものは、ヒアルロン酸、尿素、セラミドが有名です。
個人的には、その中でも、水分をため込む性質をもつセラミドが一番有効だと思っています@実体験。
なので、夫に提案したものもセラミド系アイテムでした。

また、女性用の高価格スキンケアアイテムにあるような有効成分てんこ盛りの物だと、かえってその成分が刺激になるのではと思い、よりシンプルな物を選びました。

シンプルに『水分を与えてそれを保持する』ことを重視したチョイスでしたが、それが良かったのではないかと思っています。

猫川さんのこのコラム、水分での保湿の重要性がよくわかります!
▷ 化粧水は今の3倍入れ込む。美容皮膚科で教わった、大人の乾燥肌ケア【猫川舐子】 | DRESS [ドレス]



 

まとめ

今の夫は、かゆみに悩まされることもなく快適な肌を保てています。

ボロボロの肌、部屋にポロポロとおちる皮膚片がとても不憫だった当時からは、とても想像がつきません。正直、ここまで健やかな肌になるとは思っていませんでした(;’∀’)

もしかしたら、肌荒れで悩んでいる人の役に立つかもと思い、昔を懐かしんで書いてみました。

大切なのは、刺激を避けること、水分を与えることだと思います。
健やかな肌を目指して、コツコツカイゼンしてみてくださいね!

あくまで個人の意見です。
紹介したアイテムは合う・合わないが出てくると思いますので、ご自身で判断をお願いいたします。

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