人間は人生の3分の1を睡眠に費やすといいます。
そう考えると、デスクワーク時のデスクや椅子が重要であるように、寝るときの寝具も重要だと言えますよね!
今回は、そんな寝具のひとつ、枕について。
わたしが長年愛用している、オーダーメイド枕の『じぶんまくら』について、使用を始めてからの感想など書いてみます。
“寝ているのに疲れてしまう”悩みから出会ったのが「じぶんまくら」
2010年のこと。
日々しっかり睡眠時間をとっても、なんだか頭が鈍重い感じだったり、首の痛み・凝りに悩まされて いました。
なぜだろうと意識をしてみたら、その痛みなどを一番感じるのが、あろうことか朝目覚めた時だったのです。
直感的に枕がダメだと思った私は、その後色々試してみました。
枕無しにしてみたり、枕ではなくタオルを代わりに してみたりetc。
それでもイマイチしっくりこなくて、どうしたものかと考えていた時に出会ったのが、じぶんまくらでした。
その値段に躊躇しましたが思い切って購入。
いそいそと使い始めたところ、頭痛や首の痛みが軽減。最終的には、ないといっていいぐらいにまで改善しました。
眠りも深くなった気がしますし、気持ちよく朝目覚めることができるようになったのでした。
その素晴らしさのあまり、その後結婚した夫にも薦め、いまや二人揃ってユーザーです。
「じぶんまくら」ってなに?
全国展開しているタナカふとんサービス(ふとんのタナカ)が行っている、オーダーメイドの枕作成サービスおよび、その枕のこと。
体の測定をしてそれをもとに高さや枕の中材などを調整し、自分にぴったりの枕を作ってもらえるのです。
お値段は、25,000円(税別)!私には高い買い物でした。
※レギュラーの価格です。
プレミアムというラインもあり、フレグランスで香りを楽しめるタイプで、そちらは35,000円(税別)。
画像はHPより引用
▷ じぶんまくら┃じぶんの頭の型と寝姿勢にあわせたオーダーメイド枕
「じぶん枕」のつくりかた
公式HPを見てもらうのが一番なのですが、せっかくなので、HPから画像等引用させて頂き、説明します。
今見てみると、私が作った当時とは微妙に違っていたりしますが、基本的には変わらずです。Step1と2は逆だったかな。
Step.1 中材を選ぶ
私が作った時は自分で選ばなかったかな。スタッフさんが選んで入れてくれた記憶が…。
どれがいいかと聞かれても困っただろうと予想されるので、選んでいただいてよかったと思います。
中材は全部で8種類。
- つぶ綿
- コルマビーズ
- アクアビーズ
- 備長炭エアセル
- パフタッチ
- 銅パイプ
- そば殻
- エラストマー
なんと私、自分の枕に何が入っているかしっかり把握できていません。今度開けて見てみようっと。つぶ綿とコルマビーズは入っているんですけどね。
この中材を入れて枕を作っているのを見るのが面白いのです。
なぜならこのじぶんまくら、14個もポケットがあって、それぞれのポケットに巨大なろうとを使用して中材を入れていくのが、まるで実験みたい!
職人の手元を見るのが好きな私としては、思わずじーっと見てしまう工程です。
▲私の枕。開くと、14個のポケットがあります!
Step.2 体型測定
下の画像では小さくしか映っていないのですが、立ったまま体の測定をしました。
後頭部(頭)・背中・腰・お尻の測定、そして体重までも!それら全てが枕を作る為に必要なの細かなデータとのことで、驚いた記憶が。
このデータを基に、枕の高さや硬さを決めるのです。
Step.3 作成・調整
中材をおおかた入れ終わったら、今度は店内に幾つもあるベッドを使用し、実際に寝転がった状態で、高さや硬さの微調整をします。
ポイントは、調整で使用するベッドを、できるだけ自分が普段使用しているベッドと同じぐらいの固さのものにすること。
マットレスの固さで体の沈み込み具合が変わるので、必然的に、枕の高さもそれに合わせることになります。
自宅で使用した時にベストな枕になる様に、このポイントはぜひ押さえておいて頂きたい!(たぶんスタッフさんがそう言ってくださると思いますが。)
Step.4 完成・出来上がり
初回はちょっと時間が掛かりますが、その日のうちに持ち帰ることができます。
その後も無料でメンテナンスをしてもらえるので、たとえ一度でしっくりこなくても、何度でも調整可能です。
あとは、あまりオススメはしないですが、高い場合は自分で中材を抜いてしまうことも可能。私、何回かやっています。
「じぶんまくら」のよいところ
“自分の体にジャストフィット!”で体に無理のない寝姿勢になる
オーダーメイドなので当たり前のことですが、初めてこの枕で寝るとちょっとびっくりします。
今まではなかなか定まらなかった頭の位置がピタッと合い、頭の位置が瞬時に定まることで、すんなり睡眠に入っていけると思います。
どの辺がピタッとかというと、枕のクビレている部分が首と肩のカーブに合うのです!それがまた気持ちいい。
今までの直線でしか構成されていなかった枕と劇的に違う部分です。
▲手前が夫、奥が私の枕です。3年ほど後に夫が購入したのですが、その3年で表面の素材が変わってたw
そして、寝返りを打ってもピタっと自分の肩の高さに合うのもまたいいです。
枕の真ん中で仰向けの時と、ごろりと転がって横を向いた時には頭の左右の位置が違うのですが、両サイドは自分の方の高さに合わせて作ってくれるのです。
なので、横向きになったときに頭の位置と肩の高さが一緒になり、肩がつぶれなくなるのでとてもラク!
結果的に無理な寝姿勢になることがないので、首や肩を痛めることもありません。
頭痛・肩凝りを持っている方にはぜひ試してみてほしい。
偏頭痛持ちの方にもきっといいのではないかなぁ。
本当に、オーダーメイドならではのフィット感です!
メンテナンスが無料&どの店舗でもOK。でも予約は必須!
じぶんまくらのうたい文句でもあるわけですが、作ったらその後、メンテナンスが無料です。そのメンテも、じぶんまくらに対応してる全国にある店舗どこでもOK。
ただし、予約は必須!
私が現在お世話になっている店舗は、郊外のショッピングモール内なのですが、やはりそういった店舗は込み合います。路面店に予約なしで行ってしまったこともありますが、すんなり受け付けてくださいました。
【2018.1.7追記】アプリで予約ができるようになりました
先日、メンテナンスに行った際にスタッフさんに教えていただいたのですが、なんと、「じぶんまくら」のアプリがリリースされていたようです!
このアプリに会員情報をいれておけば、メンテナンスの予約ができます。
予約可能な時間も一目瞭然で、より気軽に予約できるようになったようです。
メンテナンスで押さえておくといいポイント
3か月ごとに行うと調子がいい
まくらを作ると3か月ごとのメンテナンスを勧められるのですが、個人的にそのスパンに納得しています。
というのも、多く使われることになるつぶ綿は、約3か月で硬くなってきます。
以前、半年以上メンテに行けなかった時、交換してもらうとそのふわふわ具合に驚きでました!
毎日使っていると、素材の弾力が変わってきているなんて気付かなかったのですが、これはやはり3か月で行かねばと思った次第です。
ご指名スタッフを見つける
まくらを作ってくれるのも、メンテしてくれるのも、店舗のスタッフです。するとどうしても、個人の力量の差が出てしまうものです。
どれだけ細かくチェックしてくれるか、話しやすいか、受け答えはうまくしてもらえるか等、人によってフィーリングは色々。
私は今まで3店舗で何人もの方にメンテをしてもらってきましたが、先日、とうとう「今後も指名したい!」というスタッフさんに出会いました。
実はそれ以降まだ行っていないので、「指名」が出来るのかはわからないのですが、予約する際にはぜひそれを伝えてみようと思います。
信頼して任せられるスタッフさんがいることで、億劫にならずにメンテに行けるようになるような気がします^^
その他色々
専用カバーがあります
案外大きいこの枕、店舗で専用カバーを購入できます。(初めて作る時は、1枚サービスでもらえました)
専用カバーでなくても入るには入りますが、一般的な枕カバーのサイズだとちょっと窮屈でした。
ギュっと詰め込んでしまうと、せっかく自分に合わせて作ってもらったサイズが変わってしまうので、できればゆったりいれることができるサイズがおすすめ。
自作すれば問題なさそうですが、面倒くさがりな私はまだ作ったことはありません。
洗濯について
今回このエントリーを書くにあたりサイトを見ていて驚いたのですが、「中材を入れたままでも、じぶんまくらはお洗濯ができます。 (一部中材を除く)」という記述が!!
なんと、知らなかった・・・。今度メンテに行った時に、スタッフさんに確認してみようと思います。
【2018.1.22追記】
洗濯について聞いてみました!
やはり公式サイトに書いてあるように、中材をいれたままの丸洗いが可能とのこと。
ただし注意点として、
- ネットに入れること
- ソフトコース(柔らかく洗えるコース)で洗うまたは手洗いすること
- 乾きにくい季節を避けること(お勧めは夏とのこと)
の3点を言っておられました。
夏になったら洗ってみようと思いますっ^^
干すことができる
枕をビラっと開くと、写真の青丸部分のような輪があります。
ここをフックなどに掛け、洗濯もののように天日干しすることができます。
中材を入れたままで洗えるってことを知らなかったので、私はこの天日干しで凌いでいました( ̄ー ̄;
まとめ
- まくらは、4ステップで作成可能
- 自分の体を測定して作成する、正真正銘のオーダーメイド
- 体の不調(特に、頭痛・肩こり・首のこり)がある人にお勧め
- メンテナンスは3か月を目安に行うとよい
- 清潔を保つために、洗濯・天日干しをするとよい
意識していないと適当な扱いをしてしまう枕ですが、その底力は絶大でした。
ぜひお試しを!